一般社団法人VRMコンソーシアムは、同社が開発・提唱する3Dアバター向けファイル形式「VRM」の国際標準化に向けて、その基盤技術「Khronos glTF™ 2.0」を開発したThe Khronos Group Inc.と協力し、相互運用可能な3Dアバターを実現するグローバルなオープン標準として、VRMとglTFフォーマットの開発を共同で進めていく旨を発表しました。
以下、プレスリリースより。
■『米国・KHRONOSグループ』×『VRMコンソーシアム』3Dアバターファイル形式『VRM』の国際標準化に向けて協力!
一般社団法人VRMコンソーシアムは、同社が開発・提唱する3Dアバター向けファイル形式「VRM」の国際標準化に向けて、その基盤技術「Khronos glTF™ 2.0」を開発したThe Khronos Group Inc.と協力し、相互運用可能な3Dアバターを実現するグローバルなオープン標準として、VRMとglTFフォーマットの開発を共同で進めていくことをお知らせします。
VRM(https://vrm.dev/)は、一般社団法人VRMコンソーシアム技術委員長の岩城進之介によって提唱された、メタバース時代のインターオペラビリティ(相互運用性)を想定したプラットフォーム非依存型の日本発3Dアバター規格です。
2018年の誕生以来、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」をはじめ、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」やメタバースプラットフォーム「cluster」など、様々なアプリケーションやサービスに対応し、既に国内ではプラットフォーム間でアバター連携する際の事実上業界標準規格として広く使用されています。
VRMコンソーシアムとKhronosは、VRMのさらなる普及を目指して今年1月にリエゾン合意を締結し、これまでVRMに関する様々な情報共有を行ってきました。現在、両社はVRMの機能をKhronos glTFの公式拡張機能「Ratified Khronos Extensions」に統合する調整を進めています。glTFは高い拡張性を有しており、特にKhronosに承認された拡張機能の多くは幅広いプロダクトで採用され、glTFの更新時にglTFのコア仕様として取り込まれてきました。VRMについても同様にglTF仕様として承認されることにより、日本国内に留まらず、世界中のメタバース業界において認知度が向上し、VRMに対応するサービスの増加を期待することができます。
また、glTF 2.0はISO/IEC規格(ISO/IEC 12113:2022)であり、VRMがKhronos glTF Ratified Extensionsに採用されることで、VRMがISO/IEC規格として国際的に認知される道が開かれます。VRMがKhronos、さらにはISO/IECに採択されることにより、長期にわたる規格の継続性と安定性が保証され、VRMのユーザー、クリエイター、デベロッパーは安心してVRMを利用・流通させることが可能になります。今後は両社間でさらに協議を進め、内容や時期などの詳細を確定していく予定です。
VRMコンソーシアムおよびKhronosは、VRMの国際標準化を通して国境のないメタバースを実現し、国内外問わずメタバース業界がさらに躍進できる環境作りに貢献してまいります。詳細についてはvrm-consortium.orgおよびkhronos.orgをご覧ください。
■『VRM』について
VRMは、メタバース時代のインターオペラビリティ(相互運用性)を想定した、プラットフォーム非依存の日本発の3Dアバター向けファイル形式です。従来の3Dモデルとしてのテクスチャやボーンといった情報に加え、視線設定など一人称で操作するアバターに必要な情報を扱えるようにし、環境により異なるスケールや座標系などを統一することで、3Dアバターがあらゆるプラットフォームで使用されることを想定しています。
また、人が操作して人格を演じるアバターの特性を考慮して、このアバターを他人が使用しても良いか、暴力表現をしても良いか、などアバター特有の権利までもファイルに埋め込むことが可能です。現在はバージョン1.0を展開中です。
■『VRMコンソーシアム』について
3Dアバター向けファイルフォーマット「VRM」の策定・普及を目的とした一般社団法人です。
■Khronosについて
Khronosは、業界をリードする180以上の企業が参加する非営利のオープンな団体で、3Dグラフィックス、メタバース、拡張現実、仮想現実、並列プログラミング、ビジョンアクセラレーション、機械学習のための高度でロイヤルティフリー、さらに相互運用性のある標準規格を作成しています。
Khronosの活動には、glTF™やOpenXR™、Vulkan®、WebGL™が含まれます。Khronosのメンバーは、Khronos仕様の開発と進化を推進し、仕様のドラフトやコンフォーマンステストの早期アクセスにより、先進的なプラットフォームやアプリケーションの提供を加速させることができます。
以下、プレスリリースより。
■『米国・KHRONOSグループ』×『VRMコンソーシアム』3Dアバターファイル形式『VRM』の国際標準化に向けて協力!
一般社団法人VRMコンソーシアムは、同社が開発・提唱する3Dアバター向けファイル形式「VRM」の国際標準化に向けて、その基盤技術「Khronos glTF™ 2.0」を開発したThe Khronos Group Inc.と協力し、相互運用可能な3Dアバターを実現するグローバルなオープン標準として、VRMとglTFフォーマットの開発を共同で進めていくことをお知らせします。
VRM(https://vrm.dev/)は、一般社団法人VRMコンソーシアム技術委員長の岩城進之介によって提唱された、メタバース時代のインターオペラビリティ(相互運用性)を想定したプラットフォーム非依存型の日本発3Dアバター規格です。
2018年の誕生以来、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」をはじめ、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」やメタバースプラットフォーム「cluster」など、様々なアプリケーションやサービスに対応し、既に国内ではプラットフォーム間でアバター連携する際の事実上業界標準規格として広く使用されています。
VRMコンソーシアムとKhronosは、VRMのさらなる普及を目指して今年1月にリエゾン合意を締結し、これまでVRMに関する様々な情報共有を行ってきました。現在、両社はVRMの機能をKhronos glTFの公式拡張機能「Ratified Khronos Extensions」に統合する調整を進めています。glTFは高い拡張性を有しており、特にKhronosに承認された拡張機能の多くは幅広いプロダクトで採用され、glTFの更新時にglTFのコア仕様として取り込まれてきました。VRMについても同様にglTF仕様として承認されることにより、日本国内に留まらず、世界中のメタバース業界において認知度が向上し、VRMに対応するサービスの増加を期待することができます。
また、glTF 2.0はISO/IEC規格(ISO/IEC 12113:2022)であり、VRMがKhronos glTF Ratified Extensionsに採用されることで、VRMがISO/IEC規格として国際的に認知される道が開かれます。VRMがKhronos、さらにはISO/IECに採択されることにより、長期にわたる規格の継続性と安定性が保証され、VRMのユーザー、クリエイター、デベロッパーは安心してVRMを利用・流通させることが可能になります。今後は両社間でさらに協議を進め、内容や時期などの詳細を確定していく予定です。
VRMコンソーシアムおよびKhronosは、VRMの国際標準化を通して国境のないメタバースを実現し、国内外問わずメタバース業界がさらに躍進できる環境作りに貢献してまいります。詳細についてはvrm-consortium.orgおよびkhronos.orgをご覧ください。
■『VRM』について
VRMは、メタバース時代のインターオペラビリティ(相互運用性)を想定した、プラットフォーム非依存の日本発の3Dアバター向けファイル形式です。従来の3Dモデルとしてのテクスチャやボーンといった情報に加え、視線設定など一人称で操作するアバターに必要な情報を扱えるようにし、環境により異なるスケールや座標系などを統一することで、3Dアバターがあらゆるプラットフォームで使用されることを想定しています。
また、人が操作して人格を演じるアバターの特性を考慮して、このアバターを他人が使用しても良いか、暴力表現をしても良いか、などアバター特有の権利までもファイルに埋め込むことが可能です。現在はバージョン1.0を展開中です。
■『VRMコンソーシアム』について
3Dアバター向けファイルフォーマット「VRM」の策定・普及を目的とした一般社団法人です。
■名称 |
一般社団法人 VRMコンソーシアム |
■設立日 |
2019年4月24日 |
■所在地 |
東京都中央区銀座4?12-15 |
■事業内容 |
(1)3Dアバターモデルの統一規格「VRM」の策定 (2)「VRM」に関連する情報の収集および提供 (3)「VRM」の普及および広告宣伝 (4)「VRM」により創作される3Dモデルの法的保護に関する提言及び整備 (5)「VRM」に関する内外関係機関との交流および協力 (6)前号に掲げるもののほか、当法人の目的を達成するのに必要な活動 |
■役員構成 |
代表理事:石井洋平(株式会社バーチャルキャスト) 理事:岩城進之介(株式会社バーチャルキャスト) 理事:大前広樹(ゲーム開発者) 理事:久保田瞬(株式会社Mogura) 理事:清水智雄(ピクシブ株式会社) 理事:副島義貴(株式会社NTTコノキュー) 理事:中川直政(弁護士 日比谷パーク法律事務所パートナー) 理事:松本有啓(株式会社MOEグループ・ホールディングス) 監事:栗本肇(税理士、行政書士) 監事:佐藤豊(山形大学准教授(知的財産権)) |
■公式サイト |
https://vrm-consortium.org/ |
■会員のお申し込み・お問い合わせ VRMコンソーシアム事務局 |
vrmc-pr@vrm-consortium.org |
■Khronosについて
Khronosは、業界をリードする180以上の企業が参加する非営利のオープンな団体で、3Dグラフィックス、メタバース、拡張現実、仮想現実、並列プログラミング、ビジョンアクセラレーション、機械学習のための高度でロイヤルティフリー、さらに相互運用性のある標準規格を作成しています。
Khronosの活動には、glTF™やOpenXR™、Vulkan®、WebGL™が含まれます。Khronosのメンバーは、Khronos仕様の開発と進化を推進し、仕様のドラフトやコンフォーマンステストの早期アクセスにより、先進的なプラットフォームやアプリケーションの提供を加速させることができます。